展望室
- 2010/05/16
- 【全体】
「光が泳ぐ場所」の会場は、帝大時代の重厚な雰囲気を残す旧工学部本館。
建設当時、博多周辺で最高層の建物だったため最上階は展望室として使われていたそうです。
時が経ち訪れる人もほとんどなくなっていた、この場所。
長い階段を上がり、ここを発見したのは4年前。
美しさと不思議さが同居する特異な空間に、一瞬時空がずれたような感覚を覚えました。ゆーらーり。
「光が泳ぐ場所」の主題は、この独特の空間をどのように捉え、どんな対話をしていくのか、ということです。
計画が進むなか、様々な制約で頓挫した事などもありましたが、その点については1つの提示が出来たのでは
ないかと思っています。
展示は今週金曜日までですが、一人でも多くの方がこの空間を体感してくださるよう、ご来場お待ちしています。

初めてこの場所を見つけた時の一枚。ここで展示を行うことなど夢にも思っていなかった頃。