「知春草生」
- 2013/01/10
- 【お知らせ】
あけまして、と寒さに震えながらのご挨拶も時節を過ぎ、寒さだけを残してまた日常が戻ってきました。
昨年は、かたやGROUのオーダーツアー、かたや木版画ワークショップとそれぞれがいろいろな地に赴きました。
各地で沢山の方にお会いしながらお世話になりながら、服を作って版木を彫っての日々。
予想以上のオーダーに未だお渡しできていないお客様や、彫りの細かさに苦戦された方には恐縮しつつ、
嬉しい出会いに感謝しきりの年末年始を過ごしました。そんなわけで、

新年早々、qulteから展示イベントのお知らせです。
去年は機会に恵まれなかった、九州大学総合研究博物館との3回目となる共催展示。
今回のタイトルは
「知春草生」
春草ノ生ズルヲ知ル
会期は3/11(月)〜18(月)の一週間。
サブタイトルを「活きる木製什器展」と題して、過去2度の展示を含めた集大成的な展示と、
それをふまえた新たな試みの2段構えでまいります。
まず、会期前半は木製古家具や博物館の収蔵品を用いて、qulteが空間をしつらえます。
後半は、花人の坂村岳志さんをお迎えし、花と器と木製 古家具による展示となります。
これ、わたし達自身とても楽しみにしております。
まずは、概要のみお知らせでした。
詳細は進行次第随時お知らせします。

今年も宜しくお願いいたします。
GROU オーダー会ツアー2012A/W
- 2012/10/09
- 【お知らせ】
いつの間にやら日が落ちるのもすとんと早くなりました。
つるべ落しに抗うように、懸命に遊ぶ子供達にも半袖の姿は無く、今年は久しぶりの秋らしい秋。
肌をなでる風の冷たさに洒落っ気心も騒ぎだすこの季節、GROUからのお報せです。
昨年より、力を入れてきた受注形式のオーダー会。
おかげさまで好評を頂き、この秋は3カ所を巡るオーダー会ツアーとなりました。
4回目となる熊本orangeを皮切りに、長崎では黄檗宗の名刹興福寺、
波佐見では旧い焼き物工場をリノベーションしたmonne porteへと参ります。
orangeは隣の橙書店も含め、初めて訪れた時から自分の中でのとっておきとなった場所。
あか寺とも呼ばれる興福寺は、日本の中の中国とゆうようなエキゾチックな空間美にドキドキしてしまうし、、、
波佐見という土地自体が心地好いモンネポルトも、敷地全体に渡りリノベーションが施されたとても素敵な空間です。
もう3カ所それぞれに魅力たっぷり、そんな個性的な空間でGROUの服はどのように映るのか、、、
僕自身とても楽しみにしています。
GROU

GROU 2012A/W オーダー会ツアー
◇10/5(fri)~10/14(sun)
熊本 orange
orange
◇11/2(fri)~11/4(sun)
長崎 興福寺
興福寺
◇11/10(sat)~11/8(sun)
波佐見 monne porte
monnne porte
いずれも秋の行楽にもぴったりな場所ばかり、皆様のお越しをこころよりお待ちしております。
大晦日
- 2011/12/31
- 【お知らせ】
わりとゆったり過ごしてきた年末も、いよいよ大晦日になりました。
やはり最後はバタバタします。。。
さて、例に寄って久々の更新ですが、今日はお知らせがあります。
週末のみ、ショールーム的にオープンしていたQULTEROOMですが、アトリエの移転に伴い終了する事になりました。
GROUのアトリエとしてここを借りたのが2007年、だんだん訪ねてくれる人が増えてきて「嬉しいけど作業が中断して
仕事にならんし、いっそ週末だけオープンしよう」ってことになったのが2009年。
自分たちの作品以外にも、ペインターや写真家の人達の展示をしたり、古い絵本や絵箱のお店と一緒に場所をつくったり、
屋上に屋台を運び上げてパーティーをしたり、、、
この空間のおかげで、色々な人や出来事と触れる事が出来ました。
わかりづらい場所にも関わらず足を運んでくださった皆様に改めて感謝します。
来年からGROUの服やkikureの木版画は、いろんなお店やギャラリーなどで紹介して行く事になります。
ご縁のある方は、また何処かでお会いしましょう!

引っ越し前日の写真。
そう、この家具達と縁が起きたのもこの空間があってこそ。
初めてこの部屋のドアを開けた時は、なかなかに壮絶な光景だったのを思い出します。
前に借りていた会社が夜逃した後という事で、外れたままの受話器や散乱する書類、什器その他なにもかもがほったらかしという有様。
ただ北側全面開口の曇りガラスから入る光はあまりに美しく、それだけを頼りに此処を借りる決心をしました。
折しも九大工学部移転のまっただ中、すごい量の家具が廃棄されていた頃。
それらを少しづつ運び入れていくうち、だんだんと部屋の空気も浄化されていくようで。
これをきっかけとして九大博物館とのプロジェクトもスタートしたり、本当に思い入れ一杯の家具達です。
この子達は、もちろん移転先のアトリエでも活躍してもらいます。
来年もより楽しい事を届けられるように、新鮮に年を越したいと思います。
どうぞ皆様も良いお年をお迎えください!
「Breathing」展終了のお知らせ
- 2011/06/09
- 【お知らせ】
ー5月29日での一般公開終了後、6月3日、5日の特別公開をもって「Breathing」は全てのプログラムを終了しましたー
今回の展示の主役ともいえる骨格標本の多くは、およそ100年前に作られたものだそうです。
さらに時を遡れば、みな筋肉や皮膚を纏い、例えばサバンナの草原で獲物を追い、深い山奥で寒さに耐え、
遥か遠くの海を自在に泳ぎ廻って、それぞれが精一杯に個々の命を生きていたのでしょうか。
やがて骨となり長い年月を経た現在、何かの縁あってこの場所に集まっている、、、
ひと気の無くなった会場でぼんやりと過ごしているとき、不意にいろいろな事がありありと感じられ、
それと同時に全てが不思議でたまらなく思えてきました、頭ぐらん。
もうすぐ彼等はひっそりとした部屋のガラスケースの中へと帰っていきます。お疲れさま、ありがとう!

期間中は天候に恵まれなかったにも関わらず、多くの方にご来場頂きました。
最後になりましたが、お越しくださったみなさまに心からお礼を申し上げます。